ウィスキー倉庫をトロントの新しい大学キャンパスに改装

トロントの歴史的な蒸留所地区にある、かつては蒸留ウイスキーの倉庫​​だった築約 100 年の石積み、木の柱と梁の 4 階建ての建物に、新たな命と役割が与えられています。

2022 年の冬に始まった大規模な遺産保存と再適応プロジェクトを経て、ケース グッズ ウェアハウスは、オンタリオ州全域でフランス語圏にサービスを提供する 7 つの拠点を運営する高等教育機関であるカレッジ ボレアルのトロント キャンパスの新しい本拠地となります。人口。

この秋にオープンすると、学生たちはむき出しになったレンガや木材を眺めながら、設備の整った現代的な教室や研究室で勉強したり作業したりできるようになる。

1830 年代から 1990 年まで操業していたグッダーハム & ワーツ社 (後のハイラム ウォーカー グッダーハム & ワーツ社) 蒸留所の最後の建物として 1927 年に建設されたこの倉庫は、ウイスキーのボトルをケースに積み重ねるのに使用されていたため、この名前が付けられました。ケースグッズ倉庫。

屋根の下にある特徴的な「鋸歯状」のレンガ造りが特徴で、オリジナルの貨物用エレベーターと大学のロビーの目玉となる金属製のローラーコンベアが特徴です。

共同設計者は、修復および外装コンサルタントのERA Architects Inc.と、インテリアプログラミングおよびテナント設備デザイナーのBDP Quadrangleです。

他の主な参加者は、建設マネージャーの Ledcor 氏、構造コンサルタントの Entuitive 氏、機械/電気コンサルタントの BK Consulting 氏、エネルギーおよびエンベロープ コンサルタントの Synergy Partners Consulting Ltd. でした。

新しい教室、研究室、オフィスのために内装を完全に撤去することを含め、その目的は、伝統的な性格を尊重し維持しながら、大学のプログラミングのニーズを満たすエネルギー効率の高い構造に建物を変えることであった、とERA校長のアンドリュー・プルス氏は語る。

実はこれは、この20年余りで2回目の改修工事となります。 2003 年、開発者のコ​​ンソーシアムは、もともと蒸留所の運営が行われていた 19 世紀の建物を集めた歴史ある蒸留所地区を創設しました。

保存と変革の一環として、非営利の文化開発業者が倉庫を借り、10 年間のリース契約で 60 の仕事場、小売スペース、スタジオを収容するために多くの改修を加え、その後さらに 10 年間更新されました。

その賃貸契約は期限切れとなり、開発業者は当初、南に計画されている新しい建物のスペースを提供されていた大学への以前の約束を守るために建物を改造中である。 しかしそれは州が建設予定地の地下を通るオンタリオ線の建設計画を発表する前のことだった。

2021年、ERAは倉庫の遺産影響評価を実施しました。これには目視検査と3Dスキャンの両方が含まれ、正方形ではない床など、古い建物でよく見られる「不規則性」を検出しました。

「石積みはかなり良好な状態でした」とプルス氏は評価結果について語る。

それでも、いくつか問題点がありました。

その一例として、60 枚を超える元々のスチール製の窓が、敷地を密閉しておらず、エネルギー効率も悪くなく、耐用年数の終わりに近づいていました。 保存戦略は建物の保存機能への潜在的な影響を軽減することであったため、これらの窓を新しい互換性のある窓に交換するのは簡単ではありませんでした。

同様に、トロント市は、遺産プロジェクトでも同じ種類の材料を使用することを好みます。 しかし、プロジェクトアーキテクトのジョーダン・モルナー氏は、ERAはエネルギー効率を高め、建物の輪郭に適合し、市の懸念を満足させるアルミニウム製の窓を調達することができたと語る。

2階、3階、4階の木造床の下にアスベストの下敷きが発見されるなど、他の課題もありました。 １階はコンクリートです。 解決策は、床を床下レベルまで取り壊し、その後、新しい防音材の設置が進行中で、新しい石膏コンクリート床材を注入することでした。